Webマーケ担当者が実務で使う思考術・仕事術

Webマーケ担当者になってから実務で頻繁に使う思考術・仕事術を整理してみる。

 

余談だが、下記の思考術を鍛える事は日常会話においてもツッコミ力の強化に繋がる。副次的効能。

 

⓪問題解決に集中する

カスタマーの、間接顧客の問題解決に集中する。

 

①What(今どうなのか?)→Where(どこに問題があるのか)→Why(その問題の真因は何か)で状況を整理する。

 

②仮説・利点/欠点・リターン/リスクを必ず説明できるようにしておく。相談前やMTG前は必須。

→質問する際も仮説を必ずもっておく。相手に考えさせる労力を省く。

 

フレームワークの最適な切り口は1)要素の洗い出し→2)MECE整理→3)抽象化で見つける。

 

プラットフォーマー各社の動き方や考え方を読み取り自社の問題と紐づける。

背景、意図、方針、戦略に自社の問題を紐づける。

 

⑤目的・論点・仮説・検証・示唆の抽出で状況整理/方針を考える。

 

⑥施策検討は実施時の改善率・実数・全体に対しての割合でインパクトを捉えて、工数との見合いで実施を判断していく。

 

⑦アナログなスキルだがとにかく良く聞く。背景・目的、ニーズをしっかり理解する。

 

⑧縦/横の論理で状況を正しく理解する。

論理的とは「話がちゃんとつながっていること」=縦の論理。「本当にそうなのか?(因果関係の説明)」「論拠は何か?」という質問に答えられるようにしておく。

⇨社内・社外限らず論理全体の俯瞰とストーリーに齟齬がないか確認しておく。かみ合わせが合ってないところがないか。プレゼン前は確認しておく。

 

そして、全体の捉え方が正しい(漏れやダブりが無い)=横の論理。

「それだけなの?(漏れやダブりが無いか)」という質問に答えられる状態にしておく。

 

横の論理はMECEマトリクスとベン図を使用してダブりを失くす。

※話のつながりを理解するには知識や前提情報をきちんと押さえておく必要がある。情報のアップデートは忘れない。

 

⑨縦の論理がつながらない理由を理解しておく。

(1)前提条件の違い。→両者で「隠れた前提」、「勝手な前提」は無いか?

(2)異質なものの同質化→違う話を論拠として混ぜていないか?

(3)偶然の必然化→話している因果関係は偶然か?必然か?

 

⑩議論する前は言葉のレベルを揃える

視点をそろえる。→誰の視点からの言葉か?認識が合っているか?

切り口をそろえる。→それはどういう場面の言葉?認識が合っているか?

 

ここは背景説明や狙いを先出しする事で認識合わせたりできる。

 

フレームワークで物事を考える時は時間の流れ、情報(電気や取引)の流れ、人間の気持ち(習慣)の流れもセットで考えておよそ世の中の「全体像」を把握するようにする。

 

⑫必ずファクトを押さえる。ファクトがなければ強い論拠を押さえる。

 

⑬強いファクトとして「定量情報」、「一次情報」、「第三者情報」を組み合わせる。

 

⑭問題解決の視点として現状・あるべき姿・解決策で考える。

 

⑮ファネル(非認知→認知→理解→比較・検討→購買)と生活者の態度変容で施策を検討する。

 

⑯生活者の態度変容は動機・感情・思考で整理する。

生活者のニーズを考える。生活者のニーズ(求めるもの、解決したいこと、変えたいこと)とサービスが合致した時に動機付けがなされる。

 

⑰思考を整理・深める為にノートに書きだす。書くことで自分の理解が進む。

 

⑱人間観察を「観察→記述→分解→抽象化」で整理する。

 

⑲自分の心の動きを「状況→反応→感情/思考→行動→結果」で振り返る。

一連の流れの背景にある「思い込み」を見つける。本当はどんなことを望み、どのように対応したかったのか。探求して発見したこと、気づいたことを書き出してみる。

 

20.とにかく反証するクセをつける

「鵜呑み」してしまうのは危険。めんどくさくても必ずストーリーの繋がりを確認する

 

21.施策はファネルのどこに効くのか?どれくらいインパクトがあるのか確認する

 

22.手を止めてダンドリを洗い出し作る

手を動かしたくなる衝動を止めて、まずダンドリを洗い出し設計する。常に最短で動くことを考えて整理する。

 

23.振り返る

忙しくても、必ず振り返り改善できるポイントやもっとバリューが出せたポイントが無いか考える。

 

24.内省する

人間の頭は妄想や想像の連続。

自分の精神状態や理念を俯瞰する時間を作り

フロー状態(精神統一)に入れる土台を作る。

 

25.フィーリングを削除してプロジェクトを前に進めることだけ考える。

フィーリング(感情)で自分の思考が合理的でなくなることを避ける。正しいことをに集中する。つまり事業の目的や方針。部署の登録や方針。

 

26.アセットが無ければ周りに頼る

問題解決において、自分にアセット(思考法/スキル)が無い場合は周りの人から事例やアドバイスを率先して受ける。合理的ではない1人抱え込みはやめる。一緒に壁打ちすることで課題や段取りが見えてくる。

 

27.メタ認知力を上げて働きやすいマインドセットをアップデートし環境を作る。

自分のメンタルモデルや性格を理解し、思考業務を邪魔されない場を作る。

 

特に私はHSPの傾向があり、プチパワハラをする人や、不機嫌な人がいると思考が鈍る。

 

積極的に自分が一番働きやすい環境や、情報フィルターメンタルを構築する。

 

29.パワハラ的な不快な言動は受け取らない。流す術を身につける。

人はどうしても売り言葉に反応してしまうが、人外を相手にするだけ無駄。自分と世界の間にアクリル板があるイメージを持ち、必要じゃない情報は聞くふりをしつつ心の耳はシャットダウンさせる。他の人が言われているとかも同じく。アクリル板をつくる。そんな事に反応するくらいなら、一つでも何か学ぶ時間にする。

 

言い方がキツイ場合も同じく。

エッセンスだけ取り入れ、不要な言葉や表現は受け取らない。

 

カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。

 

30.アドバイスを求める人/メンターを分ける

実務のアドバイスはこの人から、人生相談はこの人から等々で必要な情報をもらう人を組織内外で分ける。必要な事以外は受け取らない。

 

31.賛成案・反対案・折衷案を持ち最適な答えをだす。

頭の中で思考実験をして、最適なアクションを考える。

 

32.Who→What→Howで広告の「伝える⇒反応」を整理する。

 

33.マーケティングとは顧客の問題解決。

あるべき姿(目的)と現状の隙間を「仕組み」で埋めること。

 

34.最短効率、最大インパクト、自分なりにメソッドを構造化しイメージを持つ。学ぶ時は人生の具体的なシーンでoutputする事を意識して学習する。

 

35.DOではやくBE、背景を理解する、グロースマインドセットを理解する。

他人からの評価よりも自分の成長に関心をもつ。学ぶことを何より楽しむ。成長促進を優先する。

 

36.ポジティブアプローチ(ありたい状態が内側から出てくる)で取り組む。

強み・価値を発見する。

どうありたいか、最大の可能性を描く。

現実的達成状況を共有化する。

新しい取り組みを始める。

 

37.クリエイティブテンションとマインドセットを理解する。

実現したいビジョンをありありと描き現状を直視するとクリエイティブテンションが生まれる。またマインドセットとは「モノの見方、考え方、捉え方などの思考の枠組み」が自分にはあることを理解する。

 

38.使える資源について考える

施策は成果の量・質と時間・お金で考えてみる。

資源は常に限られているという事。

 

39.生産性を高めてoutputの量質を上げる。

最小の時間で最大のインパクトを出すにはどのような改善ができるか?常に考える。2つの本のエッセンスを実践してアウトプット術を更新する。考量と考質を高める。

 

40.視点を上げて自組織に貢献する/自らのサービス全体の理解度を上げる。自組織の考察力や知見を高める。より強いチームになる。ユーザーにより価値を届けるチームになる。必要であれば意見や質問やアドバイスをする。情報を取得することで自分の業務に生きるし、サービスをより良くできるかもしれない。→やらないよりやったは方がいい。

 

41.自ら仕事を取りに行く/その為に必要な事を握って進める。

自分から待っていても仕事がもらえるわけではない。上と握る。いつまでにどんな状態やどんな事をする必要があるのか?キチンと握る。アピールする事、アピールする分やるべき事をやるという事が必要。

 

42.獲得領域においてまずはトラフィックやimpを見る。

トラフィック(カスタマーの流入)がないと始まらない。

 

43.より良い伝え方を伝える前に考える。

相手は何を求めているのか?何を知れれば満足だったり、有益なのか?どのような伝え方がベストなのか?結論ファーストか?起承転結型か?伝える前に一度設計をする。

 

44.仮説をもったホウレンソウ×スピード

量と質とスピードを上げる。

 

以上です!

もっともっと最短で最適解を出せるように

マーケターとして日々精進します。